つくり手の想い

本プロジェクトで設計・監理を手がける(株) IAO竹田設計 山岸氏に設計コンセプトやデザイン、
共用部などにおけるものづくりへの想いをお尋ねいたしました。

IAO竹田設計山岸氏

本プロジェクトの位置づけとコンセプト三休橋筋の街並みに美しく映える未来へ継承すべき姿

デザインコンセプトは三休橋筋に映える「モダンとレトロの融合」です。三休橋エリアには近代建築が点在し、夕暮れになるとガス燈が灯され幻想的な光景が広がります。本プロジェクトの外観が、この街の資質ともいえるレトロな近代建築と調和するデザインであることは大切ですが、古き良き時代の建築様式を模倣したクラシカルテイストだけに固執するとテーマパークにある見せかけだけの建物になってしまう…。
そこでモダンとレトロが融合した三休橋筋の街並みに美しく映えるように、現代の感覚と素地を巧みに織り交ぜて、未来へ継承すべき姿を目指しました。また、三休橋エリアは大阪を代表するオフィス街でありながら、住み暮らす街としての魅力も備えています。ここはONとOFFの切り替えがスムーズにできるワークライフバランスの取れた人が満足して暮らせる街だと感じました。
現地周辺
現地周辺

外観と共用部デザインについて近代建築をモチーフにしたクラシカルな美意識

未来へ継承すべきひとつの姿として、最上階にはスカイラインを創るために装飾を施しました。そのクラシカルな表情は、天空にエレガントな輝きを放ちながらも、モダンな建物や美しい街並みに溶け込みます。基壇部には数多くのグレイッシュブラウンのテラコッタ風タイルで変化つけてこの地にふさわしい重厚感を与えました。

また、エントランスホールには、美しい自然石「オニキス」などの深みと味わいのある素材を用い、クラシカルな雰囲気を演出。外観デザインから共用部まで、現代風にアレンジしたクラシカルな美意識を息づかせるように意識しています。また、建物東側のエントランスアプローチにはセンダンの木を植栽。三休橋筋との連続性を意識してセンダンの並木道となるよう計画し、心潤う景を創りました。
外観完成予想図

本プロジェクトの位置づけとコンセプト三休橋筋の街並みに美しく映える未来へ継承すべき姿

暮らす人のステイタスを映し出す共用部に納得のいくクオリティを追求してきました。26階には約10名もの人が楽しめるスペースを確保したスカイラウンジをつくり、ゲストを手料理でもてなせるようキッチンを備えました。都市を望む夜景がさらなる寛ぎを演出するため、大きな窓を設置。
さらに大切なゲストに時間を気にせずゆったり楽しんで欲しいと願うオーナーの気持ちに配慮して、スカイラウンジの扉一枚向こうにはゲストルームをご用意しました。ご自分のスタイルを持つ方々が、クリエイティブな時間を過ごせるように細部にまで工夫を凝らしています。

株式会社IAO竹田設計 一級建築士
山岸賴幸 氏
Yamagishi Yoriyuki
新しい時代のなかで永く地域や都市の財産となり続ける良質の空間をもとめて、国際性(Internationality)・環境との調和(Accordance)・独自性(Originality)を軸に、快適な生活空間づくりを実践、これからも建築設計を通して社会と文化の発展に尽くしていきたいと考えています。
※掲載の写真は2016年9月に現地周辺にて撮影されたものです。
※距離表示は現地からの地図上での概則です。
※徒歩分数は80mを1分として算出し、端数は切り上げております。
※外観完成予想図は、現地周辺(約80m)の写真(平成28年8月撮影)を合成したもので、実際とは異なります。 ※掲載の各完成予想図は、設計図を基に描き起こしたものであり、官公庁の指導、施工上の都合等により建物の形状・色調・植栽に変更が生じる場合があります。また、周辺の建物等は一部を透かしてある他、省略してあります。※外観完成予想図は本物件の敷地内のみを表現しております。
※掲載の情報は2016年11月現在のものです。